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SPY×FAMILY – Episode 08 [English Sub]

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Japanese
1
♪~
2
~♪
3
(教師)では この問題の答えを… アーニャ・フォージャー君
4
(アーニャ)3分の3!
5
(教師)うん 全然 不正解
6
(鐘の音)
7
(シルヴィア)で どうだ? 黄昏(たそがれ)
8
娘の学力のほうは
9
本部の目算では 4か月ほどで 星(ステラ)8つ達成と見ているが…
10
(ロイド) 4… フッ 問題ありません
11
(シルヴィア) お前 ウソ下手になったな
12
(ロイド)雷(トニト)8つなら 2か月で取れそうだが
13
(シルヴィア)まあいい
14
ところで 今朝方 市役所内の情報提供者がやられた
15
敵の締めつけが厳しくなっている
16
用心しろ 黄昏
17
街なかは もとより
18
イーデン校内とて どこに監視の目があるか分からん
19
この国の防諜機関は手ごわいぞ
20
(女)えっ ちょっと何?
21
(男)ああ…
22
(ヘイワード)ん?
23
な… なんの用だね 君たち!
24
(中尉)国家保安局だ
25
ジム・ヘイワードだな?
26
スパイ行為の嫌疑で 貴様を連行する
27
ス… スパイ? なんの話だ!
28
ちょっ… おい! やめろ 離せ…
29
(殴る音) (ヘイワード)うっ
30
(中尉)弁明は庁舎で聞く
31
(男)ひっ!
32
(ミリー)あっ ああ…
33
ってなことが あったのよ 今朝!
34
もう マジ怖かったんだから!
35
(シャロン)フ~ッ 連れていかれた財務部の人
36
役所の書類 横流ししてたらしいわよ
37
(ヨル)悪い方ですね
38
(カミラ)おは~
39
(ミリー)あっ おはよ~
40
(ヨル) おはようございます カミラさん
41
ああ そうだ ヨル先輩
42
彼氏に聞いたんですけど
43
結婚のこと 弟にも言ってないんですって?
44
あっ そうでした 忘れてました!
45
えっ 忘… 1年間も?
46
ど… どうしましょう
47
(カミラ)なんか あとでここに 電話するって言ってたらしいですよ
48
(ヨル)そうでした 今の家の番号も伝えてなかった
49
籍を入れたことにホッとして いろいろすっぽ抜けてしまいました
50
ねえ~ 弟君ってイケメン?
51
え~ かわいいじゃ~ん
52
はい! ユーリは とてもかわいいです
53
いつも私にベッタリで 姉さん 姉さんって
54
(ミリー)げ~ シスコンじゃん パス
55
(シャロン) そんなに慕ってくれる弟に
56
結婚の報告 忘れるって ひどくない?
57
(中尉)では もう一度最初から
58
役所から持ち出した ファイルの種類 部数は?
59
取引相手の名前と特徴 連絡方法は?
60
いつ どこで 何回会った?
61
家に帰してくれ
62
(中尉)フ~ッ
63
(ナレーション)国家保安局
64
国内の治安維持を目的とした 組織であり
65
スパイ狩りや 市民の監視などが主な仕事
66
任務のためには暴行 盗聴 脅迫 拷問も日常茶飯事で
67
市民からは“秘密警察”と呼ばれ 恐れられていた
68
(ユーリ)お疲れさまです 中尉 ボスが尋問 替われと
69
(中尉)OK では あとは頼んだぞ ブライア少尉
70
(ユーリ)はい 頑張ります!
71
(ナレーション) ユーリ・ブライア 20歳(はたち)
72
男は秘密警察だった
73
(中尉)フ~ッ
74
(少尉)ボスはなんだって
75
あんな甘っちょろいヤツを チームに?
76
秀才なのは認めますけど 正直お子ちゃまというか…
77
飛び級で 元外務省エリートでしたっけ?
78
(中尉)ボスはな…
79
(局長)フ~ッ
80
え? だって かわいいじゃん ユーリ君
81
なんか犬みたいだし
82
って言ってた
83
そ… そうすか
84
(中尉) まあ うちみたいな組織には
85
ああいうのも必要なのさ
86
それに あいつ やるときはやるヤツだよ
87
見境がなくなるというか…
88
こんにちは ヘイワードさん
89
(ヘイワード) 私は何もしゃべらない…
90
うちの姉 あなたと同じ 市役所勤務なんですよ
91
え?
92
知ってます?
93
きれいで優しくて 自慢の姉さんなんです
94
今日 僕 姉さんの 結婚祝いに行くんですよ
95
会えるのも久々だし 楽しみだな~
96
というわけで 早く終わらせて帰りたいんです
97
パ~ッと全部 話しちゃいましょうよ
98
わ… 私は何も知らん!
99
(ユーリ)取引現場の写真です
100
これ あなたですよね? ヘイワードさん
101
(書記官)ちょ~い お前!
102
こんな重要な証拠写真 今まで どこに…
103
すみません 提出 忘れてました
104
素直になったほうが 身のためですよ
105
(ヘイワード) で 言われたとおり書類を渡し
106
金をもらってただけなんだ
107
相手の男は 西側の人間ってこと以外は
108
何も知らない 名前さえも
109
(ユーリ)その男
110
話し方や身振りに 違和感などはありませんでしたか?
111
年相応に感じられなかったりとか
112
えっ いや 何も…
113
(ユーリ)そうですか では…
114
“黄昏”という名に聞き覚えは?
115
えっ 誰だって?
116
(ユーリ)西側のスパイです 変装の名人らしい
117
この国を混乱に陥れる 悪の張本人です
118
うちの天敵と言ってもいい
119
(ヘイワード) そ… そいつの逮捕に協力できれば
120
俺の罪もチャラになるか?
121
何か知っているのですか?
122
(ヘイワード) い… いや 待て 思い出すから
123
え~と…
124
デタラメ述べたら罪が増えるので 気をつけてくださいね
125
俺はただ 女と遊ぶ小遣い欲しさに やってただけで
126
悪気はないんだ!
127
あなた 奥さん いますよね?
128
(ヘイワード) あんたも男なら分かるだろ
129
ちょっと紙切れ 流してただけで 決して政治犯とかじゃないんだ
130
見逃してくれよ なっ!
131
(ユーリ)ヘイワードさん
132
僕はね 保安局に勤めていることを 姉さんには ないしょにしています
133
危険が伴う仕事だから 心配かけちゃうし
134
何より 汚れ仕事をしているなんて…
135
知られたくないからね!
136
(ヘイワード)うわああっ
137
(ユーリ)ヘイワードさん
138
あなたのしたことは国家反逆罪だ
139
あなたにとっては 紙切れ1枚かもしれないが
140
それによって 我が国の大勢の命が
141
危険にさらされるかも しれないんだ!
142
分かるかい?
143
僕はあなたと違って家族を… 姉さんを愛している
144
僕は姉さんのいる この国を守るためだったら
145
なんだってする
146
なんだってだ
147
(鞭(むち)の音) (ボンドマン)ううっ
148
(ボンドマン) どんなに痛めつけられようとも…
149
私は決して仲間を 売ったりはしな~い!
150
(敵)おのれ なんとしぶといヤツだ ボンドマン
151
(ロイド)この集中力を 勉強にも発揮してくれたらな
152
(ボンドマン)弾は残り2発!
153
ボンドマンのピストル 何発のやつ?
154
(ロイド)ん?
155
あいつの銃の装弾数は 確か8発だな
156
8分の2!
157
おっ そうだ 正解だ!
158
残弾数 8分の2
159
よく そんな単語 知ってるな
160
(ロイド)アニメで例えれば 理解しやすいのか?
161
(ドアの開閉音)
162
たたたた大変です ロイドさん!
163
おかえり ヨルさん
164
残弾数 8分の2!
165
(ヨル)えっ…
166
ユーリが… 弟が うちへ来るそうです 今日!
167
今日?
168
(ヨル)というわけで どうしてもお祝いに行きたいって…
169
どうしましょう 偽装だとバレないでしょうか?
170
大丈夫です
171
こんなときのために
172
仲むつまじい夫婦セットを 用意してあるので
173
(2人)ああ…
174
(アーニャ) ちちとはは イチャイチャ
175
(ロイド)してない! (ヨル)してません!
176
(時計の鐘の音)
177
ははの弟 まだ来ない?
178
叔父さんな
179
おじ…
180
(あくび)
181
もう遅いから 無理せず寝ろ
182
アーニャもおじ お出迎え…
183
(ヨル) 仕事が長引いてるみたいですね
184
(ユーリ)つい カッとなって 遅くなってしまった
185
ああ でも…
186
やっと姉さんに会える!
187
久しぶりに! ラン ラン♪
188
(ユーリ)うぐっ!
189
(ユーリ)ああっ 昔 姉さんに折られたあばらがうずく
190
包み込んでくれた愛を思い出して 全身がしびれる!
191
ハア しかし なんだって姉さんは1年もの間
192
結婚したこと 教えてくれなかったんだ?
193
ハッ!
194
まさか 僕に紹介できないような 極悪人なのでは…
195
姉さんのいるこの国から あらゆる脅威を排除する
196
それは配偶者であっても同じだ
197
ロイド・フォージャー
198
姉さんを脅かすクソ野郎だったら 即刻 牢(ろう)にぶち込んでやる!
199
いや 落ち着け 裏の顔を知られてはならない
200
仕事も幸せも守るためには この正体を隠しとおさねば…
201
(ロイド)ユーリ・ブライア
202
フォージャー家にとって 唯一の親族
203
身近な相手にほどボロは出やすい 用心せねば
204
順調に築き上げたこの家族を 今ここで失うわけには いかん
205
(ナレーション)人は皆 誰にも見せぬ自分を持っている
206
友人にも 恋人にも 家族にさえも
207
張り付けた笑顔や虚勢で 本音を隠し 本性を隠し
208
そうやって世界は かりそめの平穏を取り繕っている
209
(アナウンサー) ウィンザー外相は6日
210
西国(ウェスタリス)のブランツ外相と…
211
(ユーリ・ロイド)アハハハハッ
212
(ロイド)見極める (ユーリ)見定める
213
(ロイド)この男が我が家にとって (ユーリ)こいつが姉さんの夫に
214
(ロイド)害をなす存在か否かを (ユーリ)ふさわしい人物かどうか
215
(ユーリ) いや ふさわしくないに決まってる
216
あっ コートとお荷物 預かりますよ
217
いえ 大丈夫です ありがとうございます
218
簡単な料理でよければ すぐ用意しますので
219
2人で くつろいでてください
220
お気遣いなく
221
(ユーリ) 誰が貴様の作ったものなど…
222
ユーリったら怖い顔 緊張しちゃって
223
し… してないよ
224
(ユーリ) マズい 敵意が顔に出ちゃってた?
225
尋問のあとだからか まだ頭に血が…
226
(ヨル)ユーリの前では (ユーリ)姉さんの前では
227
(ヨル)すてきな奥さんを (ユーリ)真面目な公務員を
228
(ヨル・ユーリ)演じなければ
229
(ヨル)殺しの仕事を続けるために 結婚しましたなんて
230
口が裂けても言えませんもの
231
(ヨル)お花 ありがとう ユーリ
232
うん
233
でも 姉さん
234
僕は まだ この結婚を認めたわけじゃない
235
なんで1年も黙ってたの?
236
ちゃんと答えてくれないと 納得できないよ!
237
(ロイド)当然の追及だな さて…
238
(ロイド)弟さんの件ですが
239
全て話してしまうのは どうでしょうか?
240
独身女性が世間から 怪しまれるうんぬんのことは
241
このご時世 深刻な問題でもありますし
242
弟さんも 理解を示してくれるのでは?
243
ダ… ダメです!
244
弟は ちょっと 神経質なところがあるというか…
245
私が その… す… 好きでもない方と
246
結婚したと知ったら きっと 取り乱しちゃうと思うんです
247
ロイドさんにも ご迷惑がかかるかもしれないし
248
それにやっぱり 弟に 余計な心配をかけたくないです
249
(ロイド)う~ん
250
だ… 大丈夫です!
251
私 とっておきの言い訳を 考えてあるんです
252
ユーリのことは 私が一番よく分かってるので
253
任せてください!
254
(ロイド)頼んだぞ ヨルさん
255
(ユーリ)どうなの 姉さん なんで言ってくれなかったの?
256
(ヨル)そ… それは…
257
わ… 忘れてたからです!
258
(皿が割れる音)
259
(ユーリ) えっ うん… あっ えっと…
260
忘れてたんです
261
ていうか こないだの電話のとき パートナーいるって
262
なんで せめてあのとき…
263
(ヨル)あ… あれは…
264
結婚のこと 伝え忘れてたのを
265
忘れてたからです!
266
(皿が割れる音)
267
姉さんがそう言うのなら そうなんだね ごめんよ
268
(ロイド)納得した?
269
(ナレーション)男は 姉に対する理性を持っていなかった
270
(ユーリ)もう姉さんは おっちょこちょいだな~ ハハハッ
271
(ロイド) ブライア家では普通なのか?
272
(ロイド)お待たせしました
273
(ユーリ)チッ 姉さんとの 楽しいひとときを邪魔するな
274
いや…
275
邪険な態度ばかりとっていては 姉さんに嫌われるかもしれない
276
形だけでも…
277
ロイドさんの料理 おいしいでしょう?
278
(ユーリ)フン 料理ごときで 簡単に認めると思うなよ 外道が
279
(ロイド)ん?
280
(ユーリ)そうだ ワインも持ってきたんですよ
281
よかったら
282
これは ご丁寧に
283
(ユーリ)酔わせて 貴様の薄汚い本性を暴いてやるぞ!
284
ヨルさんは ダメですよ
285
分かってます
286
(ヨル)残念
287
(ユーリ)それで お2人は どこで知り合ったんです?
288
3番街のブティックです
289
知らない方が すごくジロジロ見てくるので
290
うわあって思って
291
ああ いや… あまりにきれいな方でしたので
292
(ロイド)言い方
293
この話題はボロが出そうだ
294
話をそらさねば
295
何度か食事を重ねるうちに 意気投合しまして
296
その食事は いつ どこで 何回くらい 店の名前は?
297
何度目の逢瀬(おうせ)で 交際へと至ったのですか?
298
結婚の決め手は?
299
えっと…
300
(ロイド) なんだ この尋問のような感じは
301
(ユーリ)2人はお互いに なんと呼び合っているので?
302
えっ まあ… ヨルと…
303
(ユーリ)ヨル! 僕でさえ さん付けなのに!
304
(ユーリ)ねねね姉さんは まさか ロイロイとかロッティとか…
305
え? え?
306
だああ! ロッティ!
307
うおおお! ちくしょう!
308
うあああああ!
309
ふ… 普通にロイドさんですよ!
310
(ナレーション) 男は姉に対する理性を 以下略
311
大丈夫? ほら 水
312
くっ
313
(ユーリ)姉さんは こんなヤツの どこを好きになったんだ?
314
こんな ちょっと料理ができて 顔がよくて 背が高くて
315
気遣いができるだけの医者なんか
316
なんか… くっ…
317
ちくしょおおおお!
318
ユーリ 落ち着いて
319
(ロイド) ブライア家は酒癖が悪いのか?
320
そういえば ユーリ君 外交官なんですよね?
321
(ロイド)そらし そらし
322
立派なご職業で
323
ヨルさん いつも 鼻高に自慢してますよ
324
えっ…
325
ドミニクさんに聞いたけど
326
こないだはフーガリアまで 行ったんですって?
327
えっ ああ… まあ ただの仕事だよ
328
でも そうだね 美しい街だった
329
姉さんにも見せたかったよ
330
カフェもたくさんあってね
331
時の皇后も通ったという 老舗店では…
332
首都オブダですか?
333
おいしいレストランも多いですよね
334
僕も昔 医学研修で 行ったことがあります
335
(ユーリ)へえ
336
カルパティアには よく行きましたよ
337
店主のじいさんが作る シチューが絶品で
338
(ロイド)僕も それ食べました
339
ああ このワインも フーガリア産のやつでしたか
340
いい品だ
341
(ロイド)これは…
342
ああ それは…
343
(ロイド) ヘジャー通りの店で買ったもの
344
ヘジャー通りの専門店で たまたま見つけて
345
お高かったでしょう?
346
(ロイド)200ダルクだろ?
347
いえ 200ダルクほどですよ
348
(ロイド)やはりな
349
(ロイド)十分 高価ですよ ありがとうございます
350
(ロイド)この問答
351
これは東国(オスタニア)の情報機関が使っている 作り話のマニュアルの1つ
352
他国へ渡航したと 偽装するときのテンプレートだ
353
つまり この話は真っ赤なウソ
354
ましてや カルパティアの店主は 今は息子に店を任せている
355
このワインも折からの不作で 300ダルクに値上がりした
356
その程度では 素人はごまかせても この俺には通じんぞ
357
ユーリ・ブライア
358
外務省勤務と聞いた時点で 警戒はしていた
359
外交官というのは
360
スパイの 入り口みたいなものだからな
361
フランキーに調べさせたところ
362
職員として勤めていた 形跡があるのは1年ほど前まで
363
その前後に情報機関から 引き抜かれたのであろう
364
断片情報から察するに この男の所属は国内防諜機関
365
WISE(ワイズ)の天敵 秘密警察
366
だが まあ 危険は伴うが 俺の正体を怪しまれぬかぎり
367
このまま親交を続けるのも 悪くない
368
うまく出し抜けば 敵方を探る強力な情報源になる
369
僕も今度 お返しを送りますよ
370
いいお義兄(にい)さんができて よかったですね ユーリ
371
(ロイド)どうやらヨルさんにも その正体を隠している様子
372
存外 手綱を握りやすいかもしれん
373
(ヨル)ユーリ?
374
(ユーリ)くっ!
375
認めないって言っただろ 姉さん!
376
誰が そんなヤツ 義兄(あに)だなんて呼ぶものか!
377
(ヨル)失礼ですよ ユーリ
378
(ユーリ)あんたの言うとおりさ
379
僕は社会に出て立派になり 高い酒も買えるようになった
380
でも それも全部 姉さんのおかげなんだ
381
うちは両親がいなくて 貧しかったから
382
勉強道具も まともに そろえられなかった
383
だけど…
384
(ユーリ)姉さん 遅いな~ バイト まだ終わらないのかな
385
(ヨル)ただいま ユーリ!
386
(ユーリ)姉さん!
387
どうしたの 血まみれだよ!
388
一体 どんなバイトしてたの?
389
え? ああ 平気
390
(ヨル)これ 返り血だから
391
(ヨル) それよりユーリ 見て ほら
392
じゃ~ん!
393
ユーリが欲しがってた 図鑑セットです
394
バイト代 たくさん入ったので 買っちゃいました
395
あっ 姉さん… うう…
396
(ユーリ)姉さんは いつも
397
僕のためだけに ボロボロになるまで働いて
398
僕は決めたんだ
399
早く立派になって 姉さんを守れる男になるんだって
400
たった一人の肉親を 僕が ずっと守っていくんだって
401
分かりますか?
402
そんな世界で一番 大切な家族を
403
ぽっと出のヤツに 奪い去られてしまった僕の気持ち
404
ユーリ…
405
(ユーリ) そりゃ いつかは結婚して
406
幸せになってほしいと思っていた
407
だけど その相手は僕以上に
408
姉さんを守れるヤツじゃないと ダメなんだ!
409
あんたに その役が務まるのか ロッティ!
410
ロ…
411
(ヨル)弟を安心させたくて
412
(ロイド)僕は…
413
あなたに負けないくらい ヨルさんを愛しています!
414
うちの娘もヨルさんを とても好いている
415
(ヨル)いやいや
416
これは弟をごまかすための 演技ですから!
417
(ロイド) 彼女は僕にとっても もう家族です
418
たとえ槍(やり)が降ろうと 隕石(いんせき)が落ちてこようと
419
僕は生涯をかけて 彼女を守り抜きます
420
(ナレーション) 男は堂々としたウソつきだった
421
(ユーリ)い… 隕石だと!
422
槍なら防いでやれる 自信はあるが… 隕石!
423
実はこいつ すごいヤツなのか? どうやって?
424
く… 口では なんとでも言えるさ ウソつきめ
425
そうさ あんたはウソつきの顔だ!
426
(ヨル)あ~ もう
427
ユーリは昔から そそっかしいんですから
428
(ロイド)俺 ウソつきの顔? 見抜かれてる?
429
いや それはない
430
(2人)あっ
431
(ユーリ)ん? え?
432
結婚して1年も経(た)っているのに 手が触れただけで?
433
ええ? 本当に夫婦?
434
(ロイド・ヨル)なっ…
435
な… 何言ってるの いつもラブラブだよ
436
そ… そうですよ
437
怪しい
438
本当に夫婦だと言うのなら 証明してみせてよ
439
証明書なら ありますけど
440
(ユーリ)そうじゃない!
441
今 ここでキスしてみろ
442
(ロイド・ヨル)えっ!
443
(ユーリ) 好き同士なら簡単なことだろ
444
その… だって人前で…
445
(ユーリ)1回だけでいい それで僕も納得する
446
できないのなら 役所に婚姻の撤回を訴える!
447
(ロイド) マズい展開になったぞ
448
どうする? いや 冷静になれ
449
俺は西国一(いち)の諜報員 黄昏
450
これまで任務で
451
数々の女性と 関係を持ってきた
452
キスの1つや2つで
453
作戦が円滑に 進むのならば…
454
そんなことで よければ
455
えっ!
456
ちょっとロイドさん…
457
いつものようにするだけさ ヨル
458
さあ
459
(ヨル) そりゃ偽装のためには… でも…
460
あっ!
461
(ヨル)えっ ええっ
462
ええええ~!
463
♪~
464
~♪
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