SPY×FAMILY – Episode 10 [English Sub]
Japanese
(ヘンダーソン) ふっほ ふっほ ふっほ ふっほ…
ふっほ ふっほ ふっほ ふっほ…
(ドアが開く音)
(教師)おはようございます ヘンダーソン先生
(ヘンダーソン) おはようございます 先生
先生も紅茶は いかがかね?
(教師)ええ 頂きます
先生が初等生の担任を持たれるのは 久しぶりでしたね
どうですか? 今年は
(ヘンダーソン)まあ しごきがいのある生徒たちだよ
ハッハッハッハ
なんでも 早速 初日に雷(トニト)を お与えになったとか
まあ 名門イーデンにおいては
稀有(けう)なことではあったが
(教師) 私も知るかぎり初めてですねえ
(ヘンダーソン)あくまで 公正な裁定を下したまでのことだよ
善き行いは称(たた)え 不始末には相応の罰を与える
それが教育の本懐というものだ
おみそれしました
(ヘンダーソン)イーデンの門を くぐった初等生たちが
日々 エレガントを体得することで 伝統は守られ 受け継がれてゆく
我が校は この国の未来を エレガントにするためにあるのだよ
(起床のベル)
(ユーイン)ダミアン様~!
この方 ダミアン様の お兄様じゃないですか?
(ダミアン)ああ…
(ユーイン)お兄様の入学式ですね
ほかにも 写ってるんじゃないですか?
(エミール)あっ いた
(ユーイン)おお!
(エミール)あっ ここにも
(ユーイン)ここにも
これなんかMVPですよ!
(エミール)ダミアン様のお兄様 スゲえ勢いで星(ステラ) 授与されてますね
さすがです!
でも ダミアン様なら もっと早く 皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)になれますよ
俺らの学年の星1号は ダミアン様に決まってます!
(ダミアン)ま… まあな
といっても 試験は まだ先だし…
最初のチャンスは…
あっ 来週の体育!
組対抗ドッジボール大会が ありますよ
(ユーイン)ああ!
俺の友達が7組の友達から 聞いた話らしいんですけど…
MVPになれば 星がもらえるって
ホントか?
(エミール) これですよ ダミアン様!
MVPか
(クラシック音楽)
(ヘンダーソン)ふむ
(ヘンダーソン)天気は快晴
少年少女たちよ
今日も君たちが イーデン校の 新たな歴史の1ページを紡ぐ
エレガントに そしてブリリアントに
(ダミアン)うっせえ!
てめえが先に ケンカ 売ってきたんだろうが!
(アーニャ)アーニャ 悪くない
(ベッキー) そうよ! 大体 そっちが…
ブスは黙ってろよ!
(ベッキー)はあ? (アーニャ)クソ野郎
(ダミアン)誰がだ このド短足!
(ベッキー)女の子に対して
そんなこと 言っちゃいけないんです!
(ヘンダーソン)エレガ… ント…
♪~
~♪
(ドアが開く音) (アーニャ)アーニャ 帰還!
(ヨル) おかえりなさい アーニャさん
(アーニャ) ちち ビッグニュース 仕入れた
(ロイド)何?
今度の体育の授業で 星がもらえる?
ベッキーが言ってた
私の友達が7組の友達から 聞いた話らしいんだけど
来週の対抗戦 勝ったほうのクラスのMVPに
星1つ 授与されるって うわさよ
(ロイド) うわさって… う~ん 眉唾だな
(ヨル) そうなれば特訓です アーニャさん
(アーニャ)特訓!
それで 競技種目はなんですか?
(アーニャ)ドッジボール
ドッジボール…
確か ボールを当てて 相手を葬るやつですよね?
(ロイド)葬るって…
はは 必殺技 教えろ
分かりました
私が一球必殺の技 お教えします!
わあっ
(ロイド)ヨルさんは スポーツも得意なんですか?
あ… ああ いえ
昔 弟と キャッチボールした程度で…
(ヨル)日頃から人間を ちぎっては投げてますとは言えない
私に任せてください アーニャさん
必殺技でスターをキャッチです
わあっ
アーニャ ドッジボールで お星様つかむ!
スターキャッチアーニャ 頑張る!
(ロイド) やる気なのは ありがたいが…
まずは筋トレからです
(アーニャ)んん… (ヨル)1回
(ヨル)2回 (アーニャ)んん…
(ヨル)3回
(アーニャ)うう~ ぐぐぐ…
(ヨル)4回
(アーニャ) ぐうう…ぐぐぐぐ~
5回
ふぬぬぬっ
6回
ふううっ
スタミナも大事ですよ
(倒れる音)
アーニャさん!
いいですか?
ボールは腕の力だけで 投げるんじゃありません
しっかり足を踏み出して
体重を移動しながら腰をひねり
肩に力を伝えて… こう
(木が倒れる音) (アーニャ)ああ…
(ヨル)さあ やってみましょう!
ロイドさん
(ロイド)ああっ
ん?
(ロイド)これが特訓?
よく分からんが⸺
ヨルさんに 任せたことだし
アーニャさん 起きてください
あっ?
(ヨル)せいっ!
(アーニャ)せいっ!
(ヨル)はっ!
(アーニャ)はっ!
(ヨル)ふ~っ! (アーニャ)ふ~っ!
(ヨル)びしっ!
(アーニャ)びしっ!
(ヨル)ばしっ!
(アーニャ)ばしっ!
(ヨル)ちょあ~っす!
(アーニャ)ちょあ~っす!
アーニャ 明日 スター キャッチする!
アーニャ 頑張った
ははの容赦ない特訓にも耐えた
必殺のショットの名前も考えた
アーニャ 星つかむ!
(アーニャ) お星様 いっぱい取って
ちちの任務のお手伝い!
(エミール) やる気だけは いっちょ前だな
ダミアン様の足だけは引っ張るなよ 短足女
次男… と家来
なんで男女混合なの?
こいつと同じチームとか マジ最悪
むっ!
(アーニャ)次男 ちちの任務のターゲットの息子
仲良くなるとお得満載
な… 何見てんだ こら
(アーニャ) でも いじめてくるから嫌い
(ダミアン) くっ… こっちだって⸺
お前みたいな ちんちくりんに 構ってる暇はないんだ
(アーニャ)ちんちくりん
(ダミアン)この試合で MVPを取って 星を獲得するんだ
兄貴と同じ 皇帝の学徒にならないと
でないと…
父上に振り向いてもらえない
(ユーイン)あっ 待ってください ダミアン様
(ヘンダーソン)集合!
体育のボビー先生が病欠のため
ワシが代わりに この授業を担当する
皆 紳士淑女の精神にのっとり
エレガントなプレーを 心掛けるように
(生徒たち)はい!
(ヘンダーソン) それでは これより
3組セシル寮 対 4組ウォルド寮の
ドッジボール クラス対抗戦を行う
試合開始!
(ホイッスルの音)
(生徒)うっ!
やってやりましょう ダミアン様
(生徒)頑張れ~ ダミアン君!
(エミール)ダミアン様!
(ユーイン) 4組の情報 集めてきました
よし
ハッ!
星を授与されるためには MVPになるしかない
敵は…
こいつだ!
(ダミアン) この試合 4組に勝つには まず…
あいつを倒さなくては!
どりゃあ!
(生徒たち)うわああっ
(ダミアン) 司令部少佐の息子
ビル・ワトキンス!
(生徒) ナイスキャッチ ビル君
何よ あの化け物は! 絶対 同い年じゃないわよ!
ヤツだ
魔弾(まだん)のビル!
その恵まれた体格と頭脳で
幼稚園時代から 数々の球技大会を 総なめにしてきた⸺
ボーダムの怪童!
幼稚園で そんなに大会あんの?
フンッ
眼鏡なんか かけてたら 危ないぜ おっさん
(ビル)心配 ありがとう 総裁の息子 ダミアン君
でも 僕には当たらないから 大丈夫
あと…
肩から上のヒットは ノーカウントだよ
(ビル)敵 配置確認
気流 湿度 補正よし
(ビル)むんっ!
(生徒たち) ぎゅぺっ ぎゃふっ 痛(いた)っ うわあ!
(ホイッスルの音) (ヘンダーソン)4ヒット
(エミール)何! (ユーイン)そんなことが…
ビビるな まぐれに決まってる!
まぐれなんかじゃないさ
僕のボールは 完璧に計算し尽されている
シミュレーションだけじゃない
フィジカルだって鍛え抜いてある
(ビル)うう~… らあっ!
(衝突音)
ダディ!
(ビルの父)我が息子 ビルよ
(ビル)はい ダディ
(ビルの父)お前はイーデンの… いずれは陸軍の英雄となるべき男
その手に星をつかめ
明日の東国(オスタニア)のために!
サー イエッサー!
そう
僕の勝利は決まっているのさ
くっ…
ちょっと! あんなの当たったら死んじゃうし!
安心しろ 女には手加減する
うう… それはそれで なんかムカつく!
ぎゃふっ!
(ホイッスルの音)
ヒット
随分とデカい口をたたくな
俺たちが 無策で臨んでると思うのか?
デカブツ
(ビル)ん~?
(ダミアン)ドッジボールは 一人で勝てるもんじゃないぜ!
(ユーイン・エミール)んんっ!
うっ!
(ユーイン)ううっ
(2人)あっ!
うわあ~
イテッ
目指せ MVP
(ダミアン)くっ!
くうっ うう… うああ
うっ ああ… 取るぞ MVP!
いくぞ フォーメーションGだ!
(ユーイン・エミール)おお!
だああああ!
(生徒たち) のあっ うおっ きゃっ うわっ!
(ホイッスルの音) (ヘンダーソン)4ヒット
ああ…
くうっ… まだまだ!
(エミール)影…
(ユーイン)分…
(ダミアン)身…
(3人)アタック!
(荒い息)
(ビル)分身か
分身というのはな…
こうするんだ!
(ダミアン)なっ…
(エミール)フッ
(エミール)ダミアン様 俺…
ダミアン様のおそばにいられて 幸せでした
エミール!
(エミール)俺…
ダミアン様のいいとこ いっぱい知ってますよ
今 ちょっと思い出せないけど なんかあったと思います
ダミアン様 勝ってください!
だって ダミアン様は いつだって…
俺たちのMVPなんですから!
(エミール)あっ!
禁断の顔面ブロック!
エ… エミール~!
エミール おい! おい!
ユーイン…
バカ野郎 泣くなよ
な… 泣いてなんかねえよ
(エミール)最後まで…
えっ?
最後まで希望を捨てちゃダメだ
ああ ああ 分かってる!
諦めたら そこで試合終了…
(ユーイン)ぶおっ! (エミール)ふぎゃっ!
クソッ このままじゃ負ける!
(ダミアン) なんとかして ヤツの隙を…
ほかのヤツが いくらやられようが 知ったこっちゃないが
俺だけは勝ち残って 目立たなくては
(アーニャ)次男 クソ野郎
(ビル) さて次は あのチビっ子かな
狙うは… 足元!
(ビル)なっ…
(ダミアン) おっ ミスりやがった ラッキー!
(生徒) ボール回してくぞ おら~!
(ビル)あいつ 今 僕が投げる前にジャンプを…
(生徒)くらえ~!
(ビル) ならば 今度は右腕を狙う!
(アーニャ)あっ (ダミアン)えっ?
(ビル)ならば左!
(アーニャ)あっ (ダミアン)えっ?
(ビル) ぬううっ こうなれば僕の奥の手!
目の前で 急激に軌道を変えるボールは
ちょこまかと逃げ回る者を 追撃して捕らえる!
くらえ! ホーミング スライダー ショット!
(ベッキー) どこが“女子には手加減”よ!
(生徒)あばす!
あばす!
(ホイッスルの音) (ヘンダーソン)ヒット
うぐっ
(ビル)バカな 読まれている
完全に球筋を読まれている!
何者だ あの女!
なかなかやるな お前
フッ
(ヘンダーソン) ドッジボールの語源
“ドッジ”とは 素早く身をかわすこと
んんっ エレガント回避!
(ベッキー) あっ アーニャちゃん!
外野 気をつけて!
ああ… ううっ
ハッ… バカ! 早く立て!
(ビル)いかに貴様といえど
その体勢では もはや不可避
(ビル)死ねえ~!
(ダミアン)うおお…
全力投球してきやがった あの野郎!
気の毒だが まあ ドジなこいつが悪い
安心しろ
俺が残って 3組を勝利に導いてやる
(アーニャ)あっ
(ぶつかる音)
(ダミアン)くっ うう…
ううっ… ぐううう!
(ホイッスルの音) (ヘンダーソン)ヒット
(ダミアン)くっ…
な… 何してんすか ダミアン様!
ハッ しまった MVPが…
アーニャ 守ってくれた?
は?
お前 いいヤツ?
ち… 違う!
あいつの球にやられっぱなしで 悔しいから
ちょっと 捕ってみたかったっていうか…
クソが
残りはお前だけだ 任せたぞ!
(アーニャ) 未来はアーニャに託された
今こそ 必殺のショットを放つとき
アーニャさん 最後の教えです
投球のコツは体全体を使うこと
このボールを 光の矢だと思うんです!
はあっ!
あああ…
次男の死をムダにはしない
死んでねえし!
(アーニャ) アーニャが かたき 取る!
(ダミアン)俺を 殴り飛ばしたときのあのパワー
あいつなら もしかして…
(ベッキー)なんだか 分からないけど すごい迫力
ひょっとして…
(アーニャ)大事なのは体重移動
踏み出す力と腰のひねりを お手手に伝えて
そんで お手手は え~と え~と…
とにかく!
必殺 スターキャッチ アロー!
ぬああああ!
え?
え?
(アーニャ)ぎゃみ! (ビル)え?
(ホイッスルの音)
ゲームセット!
(生徒たち)わ~ 勝った! (ベッキー)え?
(生徒たち)わ~ すごい! (3人)え?
(生徒) これでビル君 星ゲットだね!
(ヘンダーソン)ん? 星?
えっ
こんな いち授業のミニゲームで 与えるわけなかろう
誰が そんなこと言った
(ビル)え?
むしろ 試合中に“死ね”などと 暴言を吐く君には
雷をくれてやってもいいのだぞ
ああ…
(生徒) 大丈夫だよ ビル君 次 頑張ろう
またチャンスがあるよ
(ヘンダーソン)だが しかし…
いがみ合っていた者同士が 力を合わせ 困難に立ち向かう
その心たるや 星に値するぞ 少年少女よ
てめえ ふざけんな! なんだ あのクソボールは!
かばって損したわ!
ガーン!
何よ! 自分だって当たんなかったくせに
(アーニャ)やっぱ お前 嫌い (ダミアン)ええっ
(ダミアン)んだと このド短足!
(ベッキー)女の子に対して そんなこと言ったらいけない…
(ヘンダーソン)そうでもないかも
(アーニャ) ははの教え 役に立たない
♪~
~♪