That Time I Got Reincarnated as a Slime – Episode 33 [English Sub]
Japanese
(リムル)みんな 待たせたな
これより会議を行う
議題は 今後の人間への対応と
シオンたちの蘇生についてだ
♪〜
〜♪
(エレン)ある少女と ドラゴンの物語
竜と人との間に生まれ 竜皇女(りゅうこうじょ)として育つ少女
ある日 竜である父から
自身の分身体とも言える子竜を 友として授かる
しかし 竜皇女を支配しようとした国王に
子竜を殺されてしまった
少女は嘆き 悲しみ 怒り狂った
父より受け継いだ その力で
国王と 十数万人の国民もろとも
一国を滅ぼしてしまう
すると 少女は魔王へと開花し
それに伴い 子竜は奇跡の復活を果たしたのだ
だが 死と同時に魂を失った子竜は
破壊の限りを尽くす 意思なき邪悪な魔物—
カオスドラゴンへと変貌していた
少女は嘆きつつも
かつて友であった カオスドラゴンを封印し
これが 魔王となった竜皇女の 最初の偉業となった
(リムル)ということで 俺は 魔王になろうと思う
(ヤシチ) ええ〜! リムル様が魔王に?
(カクシン)しっ! (ヤシチ)ごめん…
(リムル) こちらに向かっているという ファルムス王国の軍隊…
1万名以上をヨウブンにして 魔王に進化する!
シオンたちが蘇生する確率は
3パーセントもある!
(一同)おお…
(通信機からの どよめき)
(シュナ)そっ それはリムル様…
(リムル)まあ 待て (シュナ)あ…
(リムル) 言いたいこと 聞きたいことが あるだろうが
その前に 最後まで話を聞いてくれ
はい
(リムル) 俺は 元人間の“転生者(てんせいしゃ)”だ
いわゆる “異世界人”と呼ばれる者と
同じ世界の人間だったんだ
俺は向こうで死んで…
こっちに生まれ変わったんだ
スライムとしてな
最初は孤独で さみしかったが…
そんな俺にも 友達や…
仲間が出来た
お前たちだ
家族とも呼べる
大切な者たちだ
(ヤシチ)ううっ…
(一同の泣き声)
(リムル) “人間を襲わない”というルールも 人間が好きだと言ったのも
俺が元人間だったからだ
俺は魔物だけど 心は人間だと思っていた
だから 人間と交流し 仲良くできればなと…
今更 後悔しても 取り消すことはできないが
そのことで お前たちが傷つくのは 俺の本意じゃない
イングラシアに長居せず すぐに帰還していれば…
(シュナ)いいえ それは違います
いつでもリムル様が 守ってくださるという甘えが
私たちにあったのです
その結果が今回の惨劇でした
(ベニマル) 妹に先に言われてしまうとは
兄として情けない限りだ
俺も 今回の件で痛感しました
結界でリムル様とのつながりを 断たれたとき
常にあった万能感が消え去り
胸中には 寄る辺を失った動揺が 広がったのです
留守を預かっていたというのに
惨事を未然に防げなかった原因は 俺にあります
(リグル) 待ってくれ ベニマルさん!
それを言うなら 警備責任者の俺の失態だ
原因なら俺にある!
(ゲルド)いや… (リムル)ん?
(ゲルド)初めて道を通る者には
もっと目を光らせておくべきだった
(リムル)ええっ?
(ゴブタ)おいらのせいっす (リムル)あ…
(ゴブタ)相手を あおり過ぎたかもしれないっす…
(リグル)いや あれは しかたない
(リムル) 待て! 待て… 待ってくれ!
油断していたのは この俺だ
自分の思いを優先した結果 このザマだ
全ては俺の責任だ
本当にすまなかった
(シュナ)リムル様…
(ランガ)クゥ〜ン…
(ハクロウ)リムル様
リムル様が ご自分の思いを 優先したからといって
なんら問題はございませんぞ
今回の件は わしら全員の油断
そして 弱さが原因じゃ
あのような不埒者(ふらちもの)どもに 好き放題されてしまったのは
わしらの怠慢であろう
違うか 皆の衆!
(リグルドたち)うむ
うん
(リムル)みんな…
(リグルド)リムル様 (リムル)ん?
(リグルド) リムル様は 我らの唯一の主(あるじ)
人間と仲良くしようと 魔王になろうと
あなたの思いが 我らの進むべき道なのです
(リムル)元人間が主とか… 嫌じゃないのか?
え?
リムル様はリムル様っすよね?
(リムル)それはそうだが…
フフフッ
私たちが お慕いしているのは リムル様です
前世がなんであろうと 関係ありません
(ベニマル)だな
(ハクロウ)ホッホッホッホッホ
皆の気持ちは同じです
そのようなことを気にする者など 誰もおりませぬ
我らは ただ 従うのみですぞ!
(リムル)そうか…
(一同)ああ そうだぜ! そうだ そうだ! なあ!
(カイジン) それで 聞きたいんだが…
今後の人間への対応は どう考えてるんだ? 旦那
(リムル)ああ 俺が思うに
人間は 善にも悪にもなれる
それは そもそもの性根もあるだろうが
周囲の環境に大きく影響される
個人として善であっても 住む国が悪の道に進めば
いつしか同じ色に染まるだろう
だから 俺は 人間が学習できる 環境を整えたいと思う
俺たちのことを知ってもらえれば 良き隣人になれるのだと
そして 人間と魔物との垣根を 取り払えると…
俺は その可能性を信じたい
とはいえ これは あくまで 今後の希望としての話だ
今の段階では 時期尚早
まずは 俺たちの存在を 人間たちに認めさせることだ
なるほど
リムル様が 魔王として君臨することで
武力を用いた交渉は不利だと 悟らせる
(リムル)ああ
そのうえで ほかの魔王に対する牽制(けんせい)も行い
人間たちの国の盾としての役割を 担うことにする
賢い者ならば 敵対するよりも共存を選ぶでしょう
(リムル) そうだ 長い時間をかけて
ゆっくりと友好的な関係を 築けるように目指していく
これが俺の考えだ
(カイジン) そりゃまた 甘い理想論だな
これから魔王になろうってヤツの セリフじゃねえぞ
ったく…
だが 嫌いじゃないぜ
旦那らしくってな
(リムル)エヘッ
理想論でもいいじゃないですか
私は リムル様ならば 作れると思います
その夢のような世界を
難しく考えることなどない
我らは リムル様を信じるのみです
(ベニマル) リムル様が魔王になるのなら
俺の役目も ちゃんと用意してくださいよ?
(ソウエイ) 我々は リムル様の忠実なる影
ご命令のままに動きます
(ソーカ)御意のままに
(ガビル) もちろん 我が輩たちも!
(通信:リムル)ありがとな
(ランガ)我が主よ 我は あなた様の忠実な牙
立ち塞がる敵を 噛(か)み殺す者でございます
(リムル)ランガ…
(ヨウム)やれやれ… (リムル)ん?
(ヨウム) 俺たちにも 新たな国を作って
意識改革を手伝え ってことなんだろ?
(リムル)分かってるじゃないの ヨウムちゃん
えっ…
チッ… 言ってろよ
(2人)フッ…
(グルーシス)ハハハハッ
ヘヘッ…
(エレン)リムルさん 今後もずっと 仲良くしようね
(リムル)うん
ああ もちろんだ
みんな ありがとう!
これからも 俺のわがままに つきあってくれ!
(一同の賛同の声)
(にぎやかな声)
(リムル)俺は うれしかった
やはり ここが俺の家なのだと
人や魔物という垣根など
心が通い合えば乗り越えられる
俺は そう確信した
(リムル)さてと…
敵軍の詳細は分かるか?
(ベニマル)はい
ソウエイからの情報によると
進軍中の軍勢は 今のペースでいくと
3日後には テンペストに到着すると思われます
ファルムス王国の騎士団が1万
傭兵団(ようへいだん) 6千
魔法使いが 千程度
これに 西方聖教会(せいほうせいきょうかい)の神殿騎士団(テンプルナイツ) 3千を加えた—
連合軍とのことです
(シュナ)総勢2万… ですか
(リムル) 数は多いが 大した戦力じゃないな
問題ない
(一同)おおっ!
(リグルド)さすがはリムル様!
(リムル)2万…
俺が魔王になるのに 必要なヨウブンは 十分足りる
恐らく俺は 人間の魂を得ることで
真なる魔王へと進化するんだろう
(ゲルド) どういう分担でいきますか?
(リムル)ん?
(ベニマル)やはり 正面は 俺の部隊が受け持つほうがいいな
(ゴブタ)ゴブリンライダーにも 先陣を任せてほしいっす!
(リムル)いや すまんが 連合軍は 俺に任せてほしい
(ゴブタ)え?
(リムル)理由はある
殺された者たちの蘇生に 関わるんだが
これをなすには 俺が魔王になることが絶対条件だ
そして 侵略者を 俺一人で殲滅(せんめつ)することが
俺が魔王になるために必要な プロセスだからだ
はあ…
だとしても
お一人で出陣するのは 危険すぎでは…
(リムル)心配ない
油断もしないし 手加減もしない
さ… さようですか
(リムル)理由は まだある
今回の件 やはり 俺が 責任を取る必要があると感じている
今後 一切の甘えを 自分自身に許さぬためにも
分かりました 今回は リムル様に託します
(リムル)うん
というわけで お前たちには 別に任せたいことがある
(ベニマル)はっ! (リグルド)なんなりと!
(リムル) 町の四方に 結界を発生させる 魔法装置が置かれている
それを守っているのは 中隊規模の騎士たちだ
その部隊を4か所 同時に攻め落としてもらいたい
(ベニマル)ほう…
(ゲルド)では おのおのに選抜部隊を決めませんと
(リグル) ぜひとも このリグルに!
(ゴブタ)おいらも!
今回は本気で怒ってるっすよ!
(リムル) 慌てるな 人選は済んでいる
え?
(リムル)まずは 東にベニマル
西にハクロウ リグル ゴブタ そして ゲルド
南をガビルと その配下たち
北にはソウエイ ソーカたち
(ソウエイ) 我らにも機会を与えてくださり 感謝します
(ガビル)お任せあれ!
(ヤシチたち)おお〜!
(リムル)勝てるか?
(通信:ソウエイ) たやすいことです
(リムル)よし
ベニマル
お前に不安はないが
100名近い騎士を相手に 1人で向かうことになる
危なくなったら…
(ベニマル)心配は無用です
(リムル) 今回は 手加減の必要はない
ならば なおのこと心配は無用です
リムル様 わしも 二度と不覚を取るつもりはござらん
しかし わしを 西に配置するということは…
ヤツらがいる可能性が高い…
ということですかな?
(リムル)ああ
ブルムンド王国への逃げ道は 塞いでいるだろうからな
そこに戦力を割くだろう
襲撃者は 俺と同じ 異世界人である可能性が高いが…
(ハクロウ)ホッホッホッホ…
問題ござりませぬ
わしの油断により あのときは敗北しましたが
ヤツの太刀筋は 既に見切っておりますれば
(リムル)うん! 任せたぞ
リムル様! 俺たちも 昔のように弱くはありません!
ハクロウ殿に守られるだけではなく 戦う力を持っております!
そうっす!
ゴブゾウの敵(かたき)を 取ってやるっすよ!
リムル様より授かった このオークキングの力
存分に 振るってみせましょう!
(リムル)頼もしい限りだ
では このメンバーで 魔法装置を破壊し
弱体化を解消させるんだ!
(一同の返事)
(リムル)シュナ (シュナ)はい
(リムル) この いまいましい結界こそが
シオンたちの魂を とどめている可能性が高い
(リムル)分かるな? (シュナ)はい
代わりになる結界を 張ればよいのですね?
(リムル) そういうことだ
お任せを
シオンたちの 蘇生の確率を
少しでも上げるために 全力で
(リムル)そこでだ ミュウラン
お前の力を貸してほしい
シュナを手伝ってやってくれ
(ミュウラン)承知しました
せめてもの償いのため
必ずや ご期待に応えてみせましょう
よろしくお願いしますね ミュウラン
はい こちらこそ
じゃあ 俺らは その護衛だな
(グルーシス)おう!
私たちも シュナちゃんたちを守るから!
(カバル)ああ! (ギド)任せるでやす!
(リムル)うん
リグルド みんなの指揮は任せたぞ
ははっ!
(リムル)連合軍は 決戦は3日後だと思っているだろう
だが 我々は今 この瞬間をもって 敵の殲滅行動に移る
シオンや ゴブゾウたちを 生き返らせるぞ!
(一同)おお〜!
(リムル)仲間 友達 家族…
いいもんだなあ
さて 俺も準備するか
(リムル)ん? もしかして…
(リムル)クレイマンの狙いって
人間1万人分の魂 だったりしないか?
俺たちを利用して戦争を起こし 一気に魂を収穫する
自分が真なる魔王へと 進化するために…
フウ…
(リムル)もし そうだとしたら クレイマンは
俺が手を下すまでもない小物 ってことだ
だが…
俺は ヤツを 既に敵と見なしている
今回の件を片づけたら 次は…
(ヤシチ)ガビルさま〜! (ガビル)ん?
(ヤシチ)お〜い! (スケロウ・カクシン)ハア ハア…
おおっ! お前たち!
リムル様が 結界の外に出してくれたんだ
そうか そうか! よくぞ無事で!
(カクシン)ガビル様こそ…
(スケロウ)無事でよかった
お… お前たち!
うおおおお!
我ら 生まれたときは違えど 死ぬときは 一緒だぞ〜!
(ヤシチたち)ガビルさま〜!
(ガビル)お前たち〜!
(ソーカ)もういい?
(ガビル)お… おう
(ソウエイ)では 参る
(ガビル)おお…
では 皆の者! 準備はいいか!
(部下たち)おお〜!
我らドラゴニュートの力を 見せつけてやろうぞ!
(部下たち)うおおおお!
いざ 出陣である!
ふん!
と〜う!
ガビル様 かっくいい〜!
当然至極
よし! 俺らも続くぞ!
(リムル) こいつらが シオンたちを…
許しを与える必要はなさそうだな
お前らには餌になってもらう
さて…
始めるか
♪〜
〜♪
(大賢者(だいけんじゃ))次回「神之怒(メギド)」