That Time I Got Reincarnated as a Slime – Episode 45 [English Sub]
Japanese
(リムル)ベニマルたちが
クレイマンの軍勢に 対峙(たいじ)していたころ
俺たちはワルプルギスに挑むための 準備を整えていた
(シュナ) まあ よくお似合いです リムル様
(シオン) はい! とてもすてきです
(ランガ)その凛々(りり)しきお姿 我が主(あるじ)に ふさわしい!
(ランガ)ハッ ハッ ハッ ハッ… (シオン)うんうん うんうん
(リムル)そ… そうか?
(シオン)シュナ様も とてもよくお似合いです
あ…
ありがとう
それでは 私も行ってまいります
うん
シュナ様
クレイマンの手下のヤツらを ボコボコにしてきてください!
(ランガ)我らの分まで!
はい
気をつけてな
(シュナ)はい リムル様も
(リムル)もうすぐ 迎えが来る時間だっていうのに
緊張感ないなあ
(リムル)なあ 魔王ってのは10人いるんだろ?
ミリムに ラミリス レオン カリオン
フレイ クレイマン…
あと4人は どんなヤツなんだ?
(ヴェルドラ) 我は小物には興味がないのだ
が 2000年ほど前に
吸血鬼族(ヴァンパイア)の女魔王と 戦ったことがあるな
女魔王?
(ヴェルドラ) シャレの分からんヤツだったぞ
ヤツらの都を燃やしたら マジギレしてな
(リムル) そりゃ 誰だって怒るだろうよ
(ヴェルドラ)う… うむ
我も今では ちょっぴりだが 悪かったかな~と思っておるぞ
ちょっぴりなんだ…
(ヴェルドラ)名は 確か ル…
ルルス? いや ミリスだったかな?
本気ではなかったが
我と遊べる程度には 強いヤツだったので
せいぜい気をつけるのだぞ
(ラミリス) その国なら 1500年前ぐらいから
ロイ・ヴァレンタインって男が 魔王になってるよ
(リムル)代替わりしたってことか
(ヴェルドラ)おおっ! (リムル)どうした?
ここで真なる敵が現れるとは…
次号への見事な引きである!
(リムル)真面目にやれよ! ネタバレすっぞ!
(ヴェルドラ) そうカリカリするでない
あとは 巨人族(ジャイアント)の魔王 ダグリュールだな
何度かケンカしたが 勝負がついておらぬ
ヴェルドラが名前を覚えている くらいだから 相当 強そうだな
いや 今なら我が勝つがな
それと 我は戦ったことがないが
悪魔族(デーモン)の魔王 ギィ・クリムゾンというのがいるな
(リムル)戦ったことがないって?
(ヴェルドラ) ヤツは北の果てに住んでるからな
あんな何もない所に
我のような偉大なる者が そもそも行く必要がないのだ
ガ~ハッハッハッハ!
そうだよね ギィは強いからね
ギィとミリムとアタシが 最古の魔王なんだよね
フフン
ふ~ん なるほどね
んで あと1人は?
(ヴェルドラ) う~む… 我は知らんぞ
(ラミリス)ディーノちゃんだね
寝てばっかりの アタシ以上に サボるのが好きな魔王だよ
ラミリスの同類がいるのか
(ラミリス)あっ…
同類 言うな!
フンッ
これで10人か…
あっ
(トレイニー)時間のようですね
お迎えが来たね
(リムル)なんだ このデザイン…
演出が過ぎるな
(ミザリー) お迎えに参りました ラミリス様
(リムル)このメイド… ディアブロと同種の威圧感だ
デーモン それも最上位種か
(ラミリス) 久しぶりじゃん ミザリー
相方のレインは元気?
おかげさまで変わりありません
そちらがリムル様ですね?
うん
(ミザリー)我が主 ギィ様より お連れするよう仰せつかりました
(リムル) 最古の魔王の一人 ギィの部下か
(ミザリー) どうぞ お進みください
(ラミリス)じゃ 行くよ ベレッタ トレイニーちゃん
(トレイニー)はい ラミリス様
(ベレッタ)お供いたします
(トライア) ラミリス様 お気をつけて
(リムル)扉の先に待つのは この世界の支配者たち
だが 俺だって 魔王になると決めた以上
気後れしている場合じゃない
行くぞ
(ランガ)はっ! (シオン)はい!
(トライア)リムル様 皆様も どうぞ お気をつけて
(ヴェルドラ) 何かあったら すぐ我を呼ぶのだぞ
♪~
~♪
(ハクロウ) クレイマンの城は
どこじゃ?
この霧で
わしの“魔力感知”が 妨害されておるわい
(ソウエイ)敵は この霧を 利用して情報を得ているようです
(ソウエイ・ハクロウ)ん?
(シュナ)どうやら私たちは 罠(わな)にはめられたようです
(ハクロウ)罠ですと?
(ソウエイ)敵の気配は感じ…
なに!
(アンデッドたちのうめき声)
(ハクロウ)なんと…
これほどの数 気配を悟らせずに どこに隠れておったのじゃ?
敵が隠れ潜んでいたのではなく 私たちが おびき寄せられたのです
包囲陣の中心へ
(ソウエイ) “魔力感知”が利かん以上
兵力の把握は困難だ
しかし 数が多いだけならば…
シュナ様 俺が突破口を開きます
その隙に ハクロウ様と…
いいえ ソウエイ
どうやら そんな甘い相手ではないようです
なんという膨大な魔力
(ハクロウ)そうか おぬしが…
(ソウエイ) クレイマン配下 五本指の一人
(シュナ)示指(じし)のアダルマンですね
(アダルマン) いかにも 余(よ)がアダルマンである
あまたのアンデッドを従える 死霊の王(ワイトキング)
偉大なる魔王クレイマン様に お仕えする⸺
この地の守護を命じられた者
下賤(げせん)なる侵入者よ
おとなしく その命を差し出すがよい
(シュナ)完全に囲まれています
“空間転移”による脱出も不可能
この場を切り抜けるには アダルマンを倒すしかありません
(ハクロウ)ならば 速やかに
(ソウエイ)異論はない
俺の一撃は 死者すらも殺す
(アダルマン)ハハハハ…
身の程を知らぬ者たちよ
愚かなことだな!
ほう… わしの動きを読むとは
腐肉となった その肉体で いまだ剣士であり続けるか
(ソウエイ) まさか ドラゴンゾンビか
そのような甘い相手ではありません
死せる魔物の頂点 デス・ドラゴンです
(咆哮(ほうこう))
死せる魔物…
ならば 死ね
操糸万妖斬(そうしばんようざん)!
やったか
なるほど “死”には耐性がある ということか
では 肉体だけではなく その魂ごと滅してみせよう
ソウエイ 落ち着きなさい
冷静なあなたなら 見抜けるはずです
その竜の魂は アダルマンの中にあるようです
ですから あなたは 私のことは気にせずに
その竜の足止めに専念しなさい
私がアダルマンを倒します
(ソウエイ)それは危険です
いいえ ソウエイ
私はね 怒っているのです
(ソウエイ)そうだ
オーガの里より落ち延び リムル様と出会った あのときから
シュナ様は 守られるだけの姫では なくなったのだ
御意 ご武運を シュナ様
あなたもね
その竜は任せましたよ
(シュナ)異世界人の振る舞い
ファルムス王国の侵攻
それを仕組んだクレイマン
物見遊山をしに ここに来たのではありません
(アダルマン)ほう? どうするつもりだね お嬢さん
護衛に頼らず 君に何ができるというのだ?
心配無用ですわ
対魔属性結界(アライメントフィールド)!
(シュナ)これで邪魔は入りません
私が あなたを倒せば
あなたを核としている この辺り一帯の防衛機構も
破壊できますね
ほう 見事だ
それに 余の秘密を見抜くとはな
娘よ 名は?
(シュナ)シュナ… と申しますわ
(アダルマン) シュナ… シュナ殿か
では 尋常に勝負といこうか
もしも余に勝てたなら あなたの望みに従おう
(シュナ)それはそれは 丁寧な申し出ですこと
ですが 私たちは
ただ魔王クレイマンの滅びを 望むのみ
邪魔しないというならば
この地での生存は 認めてさしあげますが?
ハハハハ…
それが かなわぬのは ご存じだと思うが?
そうですか
あなたなら その呪縛に 打ち勝てると思いましたが
私の思い違いなのですね
呪縛に打ち勝てるものなら とうにやっておるわ
簡単に言ってくれるものよな
では 予定どおり
あなたを倒すといたしましょう
(アダルマン)力の限り 余に抗(あらが)ってみるがいい!
(アダルマン) 全てを溶かし 侵蝕(しんしょく)せよ
アシッドシェル!
フレイムウォール!
ならば これはどうだ
怨念の亡者ども 生贄(いけにえ)を授けよう
カースバインド!
ホーリーベル
(鐘の音)
(アダルマン) バカな! 神の奇跡だと?
なぜだ… なぜ魔物が 神聖魔法を操れるのだ?
(シュナ)不思議ですか?
それは あなたの頭が固いだけです
神聖魔法は 奇跡を信じ 願う者ならば
誰にでも その思いの強さに 応えてくれるのです
なん… だと!
(アダルマン)余は ルミナス教の 最高指導者たちに裏切られ
神ルミナスへの信仰を失った
このような姿に成り果て
二度と神聖魔法を扱えぬと 思っていたのに
そうではないと… いうのか?
(アダルマン)なぜだ?
なぜ私が神聖魔法の使い手だと 思った?
(シュナ)その姿です
高位の司祭級以上の者しか羽織れぬ 純白の聖職衣
それを着る資格がある 高位術者でありながら
この程度の呪縛にも 打ち勝てぬと嘆く軟弱者
うっ…
神聖魔法への未練だけで その衣をまとうなど
警戒する必要もなかったようですね
(アダルマン)ぬう…
言わせておけば 好き勝手なことを!
神へ祈りをささげ奉る
我は望み 聖霊の御力(みちから)を欲する
我が願い 聞き届けたまえ
(アダルマン) そうだ 私には覚悟が足りなかった
私を慕ってくれた仲間たちが アンデッドと化したことで
彼らを残して 逝くこともできないと…
甘かったのだ
本気で奇跡を こいねがうならば!
シュナという この娘に恨みはない
それどころか 私の目を 覚ましてくれた恩義すらも感じる
だが 私は 私を ここに縛りつけた男⸺
魔王カザリームの呪いにより 自殺ができぬのだ
すまぬな シュナ殿 道連れにさせてもらうぞ
(アダルマン)万物よ 尽きよ!
ディスインテグレーション!
(シュナ)それを待っていました
うっ…
オーバードライブ!
な… なに!
私の魔法を上書きしただと?
見事でした
その褒美として この地から 解き放ってさしあげましょう
ああっ…
(ソウエイ)お見事です シュナ様
終わりましたね
(ハクロウ)いやはや
デスナイトは 思った以上に凄腕(すごうで)でしたわい
シュナ様に助けられましたな
いいえ ハクロウがいて助かりました
それに ソウエイも
あのデス・ドラゴンを相手に よくぞ時間を稼いでくださいました
(ソウエイ)いいえ
倒せなかったことを 恥じるばかりです
(3人)ハア…
私は 自分の怒りのままに 少々むちゃをし過ぎたようです
さようですな
わしらは強くなったことで うぬぼれておったようですじゃ
(ソウエイ) リムル様が心配なされたとおり
戦場(いくさば)では何が起こるか分からない
俺が もっと 情報を集めておくべきでした
(ため息)
では…
クレイマンの城を 制圧するとしましょう
(アダルマン)お待ちください
(ハクロウ)む? 生きておったか
とどめが必要か?
待ちなさい ハクロウ
その方には もう 戦う意思はないようです
(アダルマン)シュナ様 (シュナ)ん?
“様”?
(アダルマン) シュナ様の魔法のおかげで
我ら一同 この地からの束縛より 解放されました
浄化されずに生き残ったのも 何かの縁
ぜひとも お願いしたき儀が ございます
(シュナ)あ… なんでしょう?
(アダルマン)私も シュナ様の 信仰するお方に会ってみたいのです
失われた信仰心では 全盛期の力に及びませんでした
私の 神ルミナスへの信仰は 死にました
ですので 新たなる神を得たく思うのです
(シュナ)その 神というか…
私たちは リムル様を敬ってはいますが
信仰してはいませんよ?
おお! リムル様とおっしゃるのですね
我らの新たなる神にふさわしい すばらしいお名前です
(シュナ)あ…
私どもは 脆弱(ぜいじゃく)なアンデッドではありますが
それでも何か お役に立てると 愚考いたします
ぜひともリムル様に 我らを お引き合わせ願えないでしょうか?
(リムル)ぼいん
ぽよよよん…
(シュナ)まあ いいでしょう
素のリムル様をご覧にならば 諦めてくれるかもしれませんし
分かりました
ああ…
ありがとうございます
(シュナ)ですが その前に… (アダルマン)ん?
(シュナ)私たちには
やらなければならないことが あります
なるほど
では ご案内いたしましょう
(シュナ)え?
(アダルマン) どうぞ私についてきてください
ヘヘ…
どうぞどうぞ
(ハクロウ)フッ…
(ミザリー)どうぞ こちらへ (リムル)ああ
(リムル)ヤバい…
あいつはヤバい
明らかに別格
最古の魔王の一人 ギィ・クリムゾンか
あっ…
(リムル)この巨体…
デタラメなエネルギー量
ジャイアントの魔王 ダグリュールだな
(リムル)あの歯…
ヴァンパイアか?
つまり 魔王ヴァレンタイン…
ん?
ん… んん?
ちょっと待てよ? あの従者は…
(ラファエル)解(かい) “解析鑑定”の結果
対象者のほうが 魔王ヴァレンタインよりも
エネルギー量が多いと推定されます
(リムル)やっぱりな
あのメイドが 真なる魔王なのかも
ルルスとか ミルスとかいう…
ヴェルドラと俺の関係が バレませんように
万が一 バレても 尻拭いしなくて済みますように
(あくび)
(ラミリス)あっ (ディーノ)あ…
(ディーノ)いよ~っす
相変わらずチビだな
(ラミリス)んっ!
ケンカ売ってるわけ?
ディーノのくせに 生意気なんですけど
(ディーノ)バ~カ 俺が勝つの 分かってるのに売るわけないじゃん
(ラミリス)ハッ…
ふ~ん 死にたいみたいね
今日のアタシは 絶好調なんだからね!
いやいや だって お前 前に会ったときより縮んでるよね?
(ラミリス) だって しょうがないじゃん!
アタシ 最近 生まれ変わったばかりだし!
(ディーノ)あ?
おおい ボッチのお前が なんで従者を連れてるの?
一人で来た俺が かっこ悪いじゃん
フフン まあね
これで アタシを チビっ子だとか ボッチだとかバカにしてたヤツを
見返せるってわけ
主に あんたよ
(ディーノ)ふ~ん (ラミリス)この2人の前には…
(ディーノ)っていうかさ この2人 本気で すごいんじゃね?
よく見たら マジでヤバいじゃん
(ラミリス) でしょ? でしょでしょ!
これでアタシも 発言力が増すってものよね!
(ラミリス)ねねっ どう 悔しい?
(リムル) うん 大体 つかめたな
(ディーノ)ふ~ん まっ いいんじゃね?
(ラミリス) 何よ まだ話は終わってないわよ!
あっ…
ん?
あっ…
(リムル)三獣士(さんじゅうし)の話に出てきた 有翼族(ハーピィ)の魔王 フレイか
なんという… なんという あふれ出る妖気(エロス)!
もう この人が 一番ってことで いいんじゃないかな
(シオン)リムル様 (リムル)うっ!
(リムル) どど… どうした? シオン
(リムル)マズい 怒られる
後ろの従者の男 なんだか気になりませんか?
ん?
(リムル) 確かに… かなりの魔素(まそ)量だが
この場に集う者たちの中では そこそこだ
これは まさか…
(ラファエル)告(こく) “解析鑑定”による推定…
(リムル) いや 万が一 カリオンだとしても
こんなバレバレの方法で 参加するわけないし 別人だな
(ラファエル)フッ… (リムル)ラファエルさん?
(リムル)今 笑…
(レオン) お前がリムルか
(リムル)そうだけど
そうか お前がレオンか
何か用でもあるのか?
(レオン)いいや
その姿を見て ふと懐かしく思ってね
レオン シズさんは死んだぞ
(レオン) 知っているさ 死ぬのは当然だ
なんせ彼女は
イフリートを 受け入れず
魔人になるのを 拒んだのだから
彼女から頼まれたわけじゃないが
一発 殴らせろ
断る
私はシズに 自らの生を 選択する機会を与えた
彼女は 人間として 生きることを望んだのだ
イフリートを 餞別(せんべつ)にくれてやったのに
殴られる筋合いなどない
だが お前にも 少し興味がある
招待してやるから
文句があるのならば 俺の城に来るがいい
罠だと思うなら
拒否してくれても かまわないよ
(リムル)分かったよ
受けてやるから 招待状でも送ってくれ
ああ そうしよう もっとも…
お前が この場で生き残れたら… だがな
ん?
(リムル)ミリム!
よかった… ひとまず元気そうだ
カリオンが行方不明とすると これで8人
ということは 隣の すかしたのが…
(クレイマン) さっさと歩け このウスノロ!
え… ええ?
皆さん お待たせいたしました
(リムル)クレイマン
俺の友達を殴った報い きっちりと支払わせてやる
楽に死ねると思うなよ
(ラファエル)次回「魔王達の宴(ワルプルギス)」