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What can we learn from Jomon Culture | Naoyuki Ohshima | TEDxSapporo

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Japanese
1
字幕: Ayana Nakamae 校正: Shimajiri Michiaki
2
私は みなさん方には
3
何を話すのかなという風にして 思われるのかもしれませんけれども
4
縄文人の神話的世界観 という話をさせていただきます
5
私たちは 会場の皆様方も そうですけれども
6
別に意識することなく
7
普段は合理的にそして科学的に経済的に ものを考えているはずです
8
今日私がお話をするのは
9
神話的世界です
10
いうなれば非合理的で非科学的で 非経済的なものの考え方ということです
11
まさにこれの天才が私たちの祖先である 縄文人だということです
12
ただ 誤解しないでください
13
縄文人のものの考え方は 現在の私たちにとっては
14
何の役にも立たないと
15
それは縄文人が原始的な人たちで
16
遅れたものの考え方だと 思ったら大間違いです
17
実は私たち人類というものは
18
10万年前から脳は 何も進化していません
19
ですから最初から私たちは
20
ホモサピエンス・サピエンス になったときから
21
ものの考え方として
22
合理的にものを考える方法と
23
私が言う神話的世界観ですね
24
神話的なものの考え方と
25
両方ものの考え方をできる 能力を持っているということです
26
今日のおそらく結論は
27
うまくいけば私たちは合理的な ものの考え方だけではなくて
28
神話的世界観とのバランスをとることが 大事なんだという話になると思います
29
だから今日は縄文人に 登場いただきます
30
私の話は一切しません
31
全て縄文人の話で置き換えたい という風に思っております
32
それで早速ですけれども
33
今日は3つのエピソードを
34
3つのキーワードを使って
35
そうしたみなさん方がもう既に 忘れてしまっている神話的世界観が
36
現代の私たちにも 実はあるんだということを
37
気づいていただこうと思っています
38
まず最初のキーワードは 月と水です
39
みなさん方 まじめに 考えないでください
40
月は私たちの地球に 水をもたらしているんです
41
ウソ言いなさいという科学者が たくさんいたとしたら
42
そんなことはないという風に 言われるかもしれませんけど
43
あくまでも神話的にものを考えると そうなるんです
44
それが不思議でも何でもないです
45
じゃあ私たちの生活の中に
46
そうした月が水をもたらすという感覚が あるかどうかちょっと見てみましょう
47
私の大好きなエピソードがあります
48
今日は時間の関係から 1つだけ紹介しますけれども
49
神奈川県の足柄群の山北町というところで おそらく今もやられていると思います
50
民俗儀礼と言ってしまえば それで終わりですけれども
51
あそこでは11月の23夜ですよね
52
ですから下弦の月の日です
53
今日は何だかご存じですか
54
昨日は満月だったんです
55
今日は満月から1日過ぎた 十六夜(いざよい)ですよね
56
それは別に置いといて
57
下弦の月の日に山北町の 若い男女が 若いカップルが
58
屋根の上に上がります
59
屋根の上に上がって お盆にお茶碗を乗っけて
60
そのお盆を頭の上にのっけて 屋根の上に上がるんです
61
そんな危険なことと そう言う話ではないんです
62
月の水をほしいから上がるんです
63
でも実際に科学的に考えちゃだめですよ
64
神話的に考えてください
65
実際にやってるんですから
66
月の水をいただいて
67
カップルですから 要するに赤ちゃんが生まれますように
68
赤ちゃんが授かりますようにという
69
俗信だということですよね
70
こういうことが現代でも 行われていることであります
71
今日はたった1つの例ですけれども
72
こんな例は本州に行くとたくさんあります
73
北海道はちょっと特殊ですよね
74
150年前に明治政府がここを 開拓してからの歴史ですから
75
なかなかそういったものに お目にかかることはできないです
76
もう1つですね
77
そうして考えたときに私たちは月が 水をもたらすということだけでなくて
78
月の満ち欠けも私たちは 見ることができますよね
79
先ほど満月の話をしましたけれども
80
月というのは新月を通って そして二日月 三日月になって
81
上弦の月になって
82
満月を経てまた今度は下弦の月になって
83
最後に三十日月といって 本当に消えゆくような光を出して
84
また新月 闇の世界を作るわけですよね
85
そうしたときに私たちはそのことを
86
今現代の私たちは何もそんな恩恵に 被らないと思っていますけれど
87
そうではないです
88
神話的世界の中ではそれは 非常に重要なことなんです
89
それは私たち人間が唯一生物界の中で
90
死を予見できる存在だということです
91
それと同時に死を予見できるばかりに
92
私たちは誰一人として 死にたいと思う人はいないんです
93
死なないようにちゃんと脳は それをプログラムしています
94
ですから死なないためにあらぬ事を 私たちはやるわけですよね
95
死にたくないために
96
それは何かというと
97
死なないものにすがるということです
98
そして神話的世界観の中で
99
世界の誰もがすがったのが 月だということです
100
それは闇から光 光から闇という風にして
101
29.5日間で月は循環するからです
102
それを私たちは死なないものの 存在としたということですよね
103
2つ目のキーワードは
104
今度は蛇です
105
月は確かに先ほどですね
106
足柄群の山北町の若いカップルが 実践していたように
107
月は生きるための水をもたらす存在です
108
だとしたらその水を 運ぶ人が必要なんですよ
109
それは誰かというと
110
蛇なんです
111
みなさん方は蛇が嫌いですよね
112
誰も蛇好きな人なんかいませんよね
113
今日私お守りでちゃんと 蛇のお守りを持ってきたんです
114
これは後で紹介しますけれども
115
井の頭駅の隣の弁天様で売っていたんです
116
それは全然関係ないですけれども
117
そして 私たちは蛇はなぜ 月の水を運ぶ存在かというと
118
蛇は死なないからです
119
月も死なないんです
120
蛇はなぜ死なないかというと 脱皮と冬眠を繰り返すから
121
古来世界中の人たちは蛇を死なないものの 存在として崇めたてたわけですよね
122
そうしたことから 現代の私たちの生活の中にも
123
そうした死なない蛇の恩恵に与ろうとして いろんな不思議なことをやっているんですよ
124
まずは神社
125
神社の中で例えばですよ 水神様とか弁天様
126
みなさん方はお世話に なったことがありますかね
127
最近は何か 鎌倉弁天か何かに行って
128
お金をざるに入れて洗うと 金持ちになるそうなんですね
129
最近若い人はキャッシュカードを 洗っているんだそうです
130
たぶん私は全然 御利益がないと思いますよ
131
あったらごめんなさいね
132
でもそれは要するに水の神様なんです
133
お金の神様ではないんですよ
134
弁財天だから財を成しているから
135
お金の神様でもあるのかも わかんないけれど
136
それは現代的な 合理的な ものの考え方です
137
もともと私たちは古来水を祀るために 神様を置いたわけですよね
138
その中で1つ面白いところに行ってきました
139
これは今年です
140
先ほどもちょっと出しましたけれども
141
このお守りを買ったところは
142
東京の杉並区のあの井の頭池です
143
井の頭池はみなさんご存じですか
144
あの神田川のあの水源なんです
145
あそこに行くとですね 神社が3つ祀ってありました
146
1つは弁財天様でした
147
このお守りを買ったところです
148
その弁財天様の横に 宇賀神様がありました
149
北海道ではまず宇賀神様を 見ることがありません
150
でも本州に行くと宇賀神様は たくさんまだまだあります
151
宇賀神様ってすごいんですよ
152
顔は翁なんです
153
翁で身体はぐるぐる巻きにした 蛇なんです
154
立派な宇賀神様が置いてありまして
155
私はそれの写真を撮っていたら するすると若い女性が来て
156
手を合わせていました
157
そしてお賽銭を出していました
158
つまり 私たちの中にはまだまだ 蛇が月の水を持ってくる
159
月の水というのは特別な水なんです
160
もちろん私たちが飲んで生きる ための水でもありますけれども
161
子どもが授かるための水 でもあるわけですよね
162
そうしたものをとにかく あやかりたいとして
163
手を合わせるということは
164
私たちは意識していないけれども 自然にそういう行為が
165
行われているということですよね
166
もう1つ神社と言えば
167
締め縄ですよね
168
みなさまはあまり 気にしたことはないですね
169
神社の入り口には必ず鳥居があって
170
鳥居に締め縄が飾られていますよね
171
今どこにいっても締め縄はただの縄です
172
ただし古い神社に行くと
173
これが蛇です
174
私の知る限り秋田が一番多いです
175
秋田の古い神社に行くとことごとく
176
蛇の縄がかけてあります
177
ちゃんと蛇の顔がつけられてあって
178
そこに赤いベロまで つけられているものまであります
179
これも今年になってちょっと行ってきました
180
ある人にですね 誘われて
181
それは世田谷区のですね
182
東横線の自由が丘駅から歩いてすぐのとこです
183
奥沢神社というのがありますけれども
184
あそこの鳥居にかかっているですね 締め縄は最高です
185
長さが5m20cmだそうです
186
それでこんな大きな顔がついていまして
187
私が感動したのは目です
188
目はちゃんと二重丸ついているんですよ
189
古来日本では二重丸のことを みんな蛇の目と言っているんです
190
ですから お酒の好きな人は わかりますよね
191
蛇の目茶碗というのは中に青いですね 線で二重に書いています
192
蛇の目がそうでしょう
193
あれも二重の丸がついているんです
194
ああいうものを見たときに 全部水に関係しているんです
195
要するに雨の日に蛇の目傘をさすのは 月の水をもらうためなんです
196
お酒をこうやって飲むときに 蛇の目茶碗を使うのも
197
ちゃんと月の生きるための水を
198
でもそれをね理由にして 奥さんを騙してはだめですよ
199
それはやめてください
200
それで もう1つですね
201
今度は神社からみなさんの ご家庭に入ってみましょう
202
家庭の中で水道に行ったときに
203
みなさんがたはまだ 気づいていないと思うんですよ
204
普段ね 水を出すときに
205
あそこをなんと言っていますか
206
え なんで蛇口なんですか そんな気持ちの悪い
207
蛇の口から水が出るって書くんです あれ
208
なぜ じゃあそう言っているのか っていうことを考えた方がいいです
209
古来日本ではやっぱり蛇信仰が 根強く残っているわけです
210
ですから確かに私の知る限り
211
明治六年くらいにヨーロッパから 水道システムが入ってきたはずです
212
そのときにヨーロッパと同じドイツから 入ってきたらサハハーンですよね
213
それからもしイギリスから 入ってきたとしたらタップですよね
214
そういう名前はつけていないんですよ
215
みんな蛇なんて名前はついていません
216
日本だけが蛇の口と書いて蛇口と言って
217
水と蛇の関係をちゃんと家の中に 持ち込んでいるというわけですよ
218
そうしたことを考えたとき
219
更に遡って縄文時代の人たちがどう 考えていたかということも重要です
220
さあ そこで縄文時代と いえば縄文土器です
221
縄文土器というからには 縄文がついているんです
222
縄文は縄の文と書きます
223
ところがね おかしなことに
224
私も含めて縄文土器の縄が何を 意味しているかっていうことは
225
未だにわかっていません
226
考古学の教科書を開いても書いていません
227
ただ私はたまたま去年出した本の中に そのことを書いてしまったら
228
完全に考古学者から無視されています
229
蛇だと書いたんです
230
蛇に決まっています
231
一万年間も長きに渡って
232
縄文人はあの土器に縄の 模様をつけ続けたんです
233
ファッションだやらデザインだ と言う人がいますけれども
234
ファッションやデザインがですね
235
同じ模様が一万年間続いた模様なんて ものは世界の中で例を知りません
236
それは違います それは明らかに
237
まさに月の水を呼び込む容器の中に
238
蛇の模様をつけて月の水を溜めたんです
239
だとしたら容器はもうわかりましたね
240
それは子宮だということです
241
月の水を運んできた蛇がその 運んできた水を入れる入れ物が
242
まさに子宮だということです
243
さっきの山北町のですね
244
あの若いカップルが屋根の上にまで 上がって月の水をもらおうとしたのも
245
ちゃんと身ごもるようにという 1つのおまじないだったわけですよね
246
さあ そうして考えたときに
247
まず3つ目のキーワードは 子宮だということです
248
みなさん方だんだんちょっと
249
今日はこいつは怪しいなと思い始めた んじゃないかと思うんですけれども
250
決して怪しくはありません
251
確かに私はですね
252
日本の考古学会からは無視されています
253
でも きっとあと20年経ったら 私の時代が来るはずです
254
(拍手)
255
すいません それで
256
みなさん方が納得する話を1つ エピソードとして入れたいと思います
257
かまくらです
258
かまくらはまさにいざ鎌倉のあの鎌倉が
259
あのかまくらの名前の由来になっています
260
ですから少なくとも秋田県なんかだと 一番古いかまくらは7百年前ほどに
261
その記録が残っているんだそうです
262
まあ一般的には4百年くらい前に
263
あのかまくらの行事が始まった といいますけれども
264
あのかまくらは なぜ旧正月の満月の日
265
2月15日の満月の日に やってるかを考えた方がいいです
266
真っ白い雪でもって あのドームを作るわけです
267
まさにあれはお母さんの子宮なわけです
268
くり抜いて奥に何を入れると思いますか
269
水神様です
270
必ず水神様を祀っています
271
ただ水神様と言っても
272
ただの水ではないんです
273
まさに月からもらった子どもを 育むための水ですから
274
それは羊水に決まっています
275
そして今はね この間もちょっと横手市の かまくらを見てきましたけれども
276
もうすごく観光資源になってしまいましたから もうかなりいい加減です
277
秋田の人がいたらごめんなさいね
278
というのは中に七輪を 置いていい大人がですね
279
あそこでビールを飲みながら 焼き肉なんかを焼いているんですよ
280
あれはだめです
281
もともとかまくらというのは あそこに子どもを入れたんです
282
子どもが戯れる場として かまくらを作ったんです
283
羊水を入れてそこに子どもも入れて
284
子どもはそこから要するに新しい 子どもが生まれるようにという
285
1つの神事だったわけですよね
286
そして今はですね横手市でも かまくらの次の日に
287
実は梵天祭りをやっています
288
恐らく私の考えるところ
289
梵天祭りは昔は同じ日に やっていたはずです
290
2月15日の満月の日に要するに月の水を 運ぶ主役が次の日じゃだめなんですよ
291
その日にかまくらに水神様に水を 運んでこなければいけないということです
292
ですから今は観光の都合でもって 長い方がいいだろうってことで
293
たぶんかまくらと それから 梵天祭りを分けたんでしょうけれども
294
梵天はあの二尺下ろし のときに使うですね
295
長い棒の先にぼんぼりをつけたものです
296
間違いなくあれは蛇 だということですよね
297
ですからそう考えたときに
298
今日はこんな話をするつもり じゃなかったですけれども
299
江戸の火消しが使っているあのまといも
300
恐らく梵天と同じ意味を 持っているんじゃないかと思います
301
物の本には要するに 長屋の延焼を防ぐために
302
あそこでがんばっているんだと 書いているものもありましたけど
303
それは嘘です たぶん
304
間違いなく月の水をもたらしてもらって 火を消すという意味があって梵天を
305
あの火消しがまといの上でたぶん 盛んに出て振っていたんだと思います
306
もう1つみなさん方には決定的に
307
私がいい加減なことを言っていない という話をしたいと思います
308
それはダンボール箱です
309
どうですか
310
若いお嬢さんも いらっしゃいますけれども
311
あなたはついこの間まで ダンボール箱に入っていませんでしたか?
312
どうですか 入っていたでしょう
313
恐らく今日はですね
314
会場にいらっしゃるみなさん方もみんな ダンボール箱に入りましたでしょう
315
ちょっと年配の方も そちらにいらっしゃいましたんで
316
ダンボールにどうですか 入りましたか
317
なぜですか なぜダンボールに入りました
318
いや 答えはわからないんです
319
わからなくていいんです
320
私たちは無意識のうちに ダンボールの中に入っているんです
321
別にお母さんに入れって言われた わけじゃないわけじゃないでしょう
322
お父さんに教えられた わけでもないんですよ
323
子どもはダンボール それから押し入れ
324
それから隅っこ ああいうところを 見つけたらとにかく入りたがるんです
325
それは子宮だからです
326
私たちは脳の中にちゃんと
327
それがプログラミングされて いるんだと私は思います
328
ですから無意識のうちに 子どものうちは
329
誰からも何かを馬鹿にされるような 環境がないから子どもはやっぱり
330
積極的にダンボール箱に入って お母さんの子宮に入って
331
私は安らぐんだという気持ちを 満たしているんだということですよね
332
そういう風に考えれば私たちはこれだけ
333
科学的な生活をしている
334
合理的な生活をしている
335
経済的に豊かだと言っても 結局私たちの脳の中には
336
まだまだ神話的思考がですね
337
なくならないでちゃんと残って いるんだということですよね
338
さあ それを考えたときに更に遡って 縄文時代の話の中で1つだけお話をします
339
それはお墓です
340
お墓も結局みなさん方は もうわかりましたでしょう
341
縄文人は約1万年間に渡って死者を 墓穴に埋めてきたんです
342
世界の考古学者の中で 未だに世界的に見ても
343
死者を墓穴に埋めることは多いんです
344
地面に穴を掘ってそこに 死者を埋めるんです
345
それは全て墓ではなくて ある意味では死者を再生するための
346
子宮を作っているんだという風に私は考えています
347
ちょっと時間がだんだん なくなって来ましたので
348
最後になりますけれども
349
こういったものの考え方は 実は日本だけではなくて
350
実は外国にもまだまだ 神話的世界観はあるということです
351
私たちは世界の歴史を考えたときに
352
ヨーロッパはいち早くですね
353
合理的なものの考え方 科学的なものの考え方にですね
354
突入した国ですけれども
355
それでもそうしたヨーロッパでも アメリカでもですよ
356
医科大学はどうですか お医者さんの大学は
357
みんなエンブレムは蛇を 使っているではないですか
358
こんな近代医療が発達しても
359
人を救うですね
360
お医者さんだとか製薬会社だとか そういったところのマークには
361
ほぼ100%と言ってもいいです
362
蛇のマークが使われています
363
日本の医科大学は調べましたけれども
364
ほぼ ことごとく 蛇のマークを使っています
365
それは蛇が死なない ものの存在だからです
366
それだけ科学が発達したとしても
367
やはり私たちは最後に 死なないものに頼る
368
月あるいは水 蛇というものに
369
頼っているんだということを 私たちは知るべきだと思います
370
さあ それで時間がちょっと ないんであれですけれども
371
ここまできたらやるしかないですよね
372
(笑) (拍手)
373
もう1つね
374
私が最もですね 先ほどのですね 話にもちょっと涙を流しましたけれども
375
私は本当にこの話を聞いて泣きましたよ
376
コロンビアです
377
タイミングが悪いんですよね
378
日本は負けちゃいましたよね コロンビアに
379
まあ割り引いて聞いて下さい
380
コロンビアのコビ族という人たちが
381
1965年にある16歳の少女が 亡くなったときの
382
お葬式の模様が記録されています
383
それを見て私はもう驚く以上に 感動してしまいました
384
そこではお父さんが登場して
385
お父さんにまつわる若い 人たちが集まってきて
386
娘さんのために 16歳のお嬢さんのために
387
墓穴を掘ってくれるんです
388
そしたら恭しくシャーマンが現れて そのお嬢さんの遺体を持ち上げて
389
そしてなんと9回墓の上で入れようと するけど入れないんです
390
また入れようとすると入れないんです
391
最初に16歳のお嬢さんを 持ち上げるときは
392
お嬢さんそのままの 重さで持ち上げるんです
393
でも9回それを繰り返していくうちに
394
操作としてはだんだん軽くなって いるように持ち上げるんです
395
そして最後10回目にお嬢さんの遺体を 穴の中に入れるわけですよね
396
それはもうみなさん わかりましたでしょう
397
それはお嬢さんがお腹の中に 入った10ヶ月を遡れば
398
また生き返るという気持ちがあるから
399
そういう風な埋め方を しているというわけです
400
ですから日本に限らず世界中の人たちが
401
まさに月 水 蛇というですね
402
そういった神話的世界観の中で
403
まだまだ私たちは生きているんだということを
404
知っていただければと いうように思います
405
さあ それで最後になりましたけれども
406
こうした例でわかりますように
407
神話的世界観というのは 私たちホモサピエンス・サピエンスの
408
脳の中に遺伝的にプログラミングされたもの だという風に私は考えています
409
だから時空を越えて世界中の人々に 神話的思考に基づいた
410
実に奇妙で 実に不思議な行動を
411
とらせているんだと いう風に私は思っています
412
ややもすると私たちは
413
縄文人が原始的で文化的に 遅れた人だという風に思ったり
414
それから神話的な思考をすると それは縄文人がなにかしらですね
415
馬鹿にされたりしますけれども
416
それは間違いです
417
縄文人は敢えて合理的な ものの考え方をしないで
418
神話的思考をして 暮らそうという風にして
419
決めた人たちなんです
420
それも世界の人たちにとっては驚異です
421
1万年もの間この神話的思考で ものを考えながら
422
暮らしてきた人たちということですよね
423
ところが私たちはいつの頃からか
424
自然や動物に手をかけ そして農耕や牧畜を押し進めて
425
そして合理的で科学的で経済的に ものを考えることによって
426
神話的にものを考えることを
427
何かしら嫌いになっていって しまったわけですよね
428
これは大変に悲しいこと だと私は思っています
429
私たちが合理的で経済的で 科学的な思考に
430
頼りすぎているとみなさん思いませんか
431
その結果どうなったと思います
432
私は嘆かわしいと思っています
433
世界中の中で要するに 愚かな戦いをしているのは
434
私たちがこういった考え方を
435
とにかくどんどん研ぎ澄ました 結果ではないでしょうか
436
人間が人間であるためには
437
合理的思考だけではだめなんです
438
私は決して合理的思考を否定はしません
439
それだけだとだめだというんです
440
神話的な思考と ちゃんとバランスをとることが
441
何よりも私たち人類にとっては
442
必要なことなんだ ということに
443
私は気づきました
444
恐らくこの先人類が滅亡するとしたら
445
たぶん間違いなく人類が神話的思考を なくしたときだと私は思っています
446
かつてですね
447
ロックシンガーのチャック・ベリーを ご存じでしょうかね
448
1950何年だと思いました
449
彼はあのベートーベンの音楽に 非常に崇高な心を感じて敬意を表して
450
「ロール・オーバー・ベートーベン」 という曲を作りました
451
これをカバーしたのがあのビートルズだということは
452
みなさん ご存じだと思います
453
私もこれに習って叫びたいと思います
454
ロール・オーバー・縄文人
455
どうもご静聴ありがとうございました
456
(拍手)
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